こんにちは。
建材マニアの古谷です。
本日は少しの工事で入居者の満足度を大きく向上させることができる方法をご紹介させていただきます。
それは、、、
共用部の照明をLED照明に変更することです。
なぜ、共用部の照明をLED照明に変更するのが良いかというと、
虫が集まりにくい
からです。
というのも、
多くの虫は「走光性」という性質を持っています。
これは、月や星の光を目印にして移動するため、人工の光にも引き寄せられてしまう現象です。
特に紫外線や青白い光に反応しやすいため、白熱電球や蛍光灯は虫たちを呼び寄せる原因となります。
ではLED照明は虫が集まらないのでしょうか?
■ LED電球に虫が集まりにくい3つの理由
1. 紫外線の放出が少ない
虫は紫外線を感知して光源に向かう習性があります。
しかし、LED電球は白熱電球や蛍光灯に比べて、
紫外線の放出量が極めて少ないため、虫の興味を引きにくいのです。
図1.誘虫指数
(Panasonic LEDに虫が集まりにくいというのは本当ですか?また、どのぐらい集まりにくいのですか。)
2. 発光スペクトルが異なる
白熱電球や蛍光灯は広範囲の波長(特に虫が好む青や紫の波長)を放出しますが、
LED電球は特定の波長域だけで発光する設計が多いです。
虫が認識しにくい黄色や暖色系の光が出るLEDは特に効果的です。
3. 熱をほとんど発しない
白熱電球は光だけでなく熱も大量に放出するため、その熱に引き寄せられる虫もいます。LED電球は非常に省エネで、熱の放出量が少ないため、虫が集まりにくい要因となっています。
上記の理由で、LED照明は虫が集まりにくく、居住者の満足度を上昇させることができるでしょう。
※蛍光灯をLED照明に変更する場合、取付照明器具自体を変更する必要がある場合がございます。
また、LED照明は寿命が長くランニングコストの低減も見込むことも可能です。
来年の夏に向けてこの秋に照明器具をLEDに変更してみてはいかがでしょうか。
マンションブロック 古谷
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