こんにちは。
建材マニアの古谷です。
本日は、2024年11月1日から10日まで京都市内で開催される近代建築を巡る京都モダン建築祭というイベントについてご紹介します。
通常は非公開の施設や建物が、この期間中に特別公開されます。来場者は、それぞれの建物の歴史やデザインの特徴を学ぶことができる貴重な機会です。
また、イベントではガイドツアーやトークイベント、ワークショップが同時開催され、現代の視点からモダン建築の価値を再評価することが目的となっています。
今回は数多くの建築の中から、私が特に注目している
「ロームシアター京都」
についてお話させていただきます。
ロームシアター京都は、20世紀を代表する建築家前川國男によって設計されました。
前川は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエの弟子でもあり、その影響を受けたモダニズム建築を日本で広めた人物です。
この施設は、1960年に「京都会館」として開館し、2015年の大規模改修を経て、現在の「ロームシアター京都」として生まれ変わりました。
建物の最大の特徴は、鉄筋コンクリートによる重厚感のある湾曲した庇です。
この軒は、前川建築ならではの力強さを感じさせる要素ですが、一歩、軒の内部に入ると、包み込むような優しさをも感じる独特の空間を体験できます。
このギャップが、前川國男の設計の妙であり、彼の偉大さを改めて実感する瞬間です。
普段からさまざまな催しで利用できるロームシアター京都ですが、今回のイベントではサウスホールが特別に公開されます。(11/9・10のみ)
ホール内部の細部までじっくり見学できるチャンスは貴重なので、とても楽しみにしています。
日中の気温も下がり、過ごしやすい季節になってきました。
この絶好のタイミングに、京都のモダン建築を巡り、歴史とデザインを堪能してみませんか?
秋の京都散策を、ぜひこのイベントとともに楽しんでください。
2024 京都モダン建築祭:https://kyoto.kenchikusai.jp/
マンションブロック営業 古谷
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